高齢者向け映画のバリアフリー化について
高齢者の方々が、より身近なものとして映画を楽しんでいただけるように。
回想法について:脳が活性化し、明るく元気に

私たち株式会社ネットTV・KAISOUは、高齢者や障害者(認知症や身体障害のある要介護の方々)に映画を楽しんでいただくために、映画をバリアフリー化した「回想映画」を制作し、その普及に努めております。
「バリアフリー映画」とは?
障害者の方々が、健常者と分け隔てなく映画を楽しめるように社会的障壁を除いて作られる仕組み及び映画。
例)特殊な字幕が表示されるメガネを掛けることで、耳の不自由な方も一緒に映画が楽しめるようにするなど。

社会的バリアの除去は、次の法令により推進されています。
1.障害者差別解消法 平成28年4月より施行
2.障害者アート法(仮称) 平成29年度の国会で成立予定
なぜ、映画をバリアフリー化(「回想映画」)に?
認知症の方を含む高齢者の方々は、映画を長時間集中して視聴することや、変化の激しい場面に即応することが至難といわれています。「回想映画」は、昔ご覧になった映画のハイライトシーンを抽出し、約20分のダイジェストに編集しています。そして、映画に出演している役者名や公開年月を表示するなど、記憶の蘇り「回想」を促す工夫もしています。
※(株)ネットTV・KAISOUは、これら映像の制作方法について、特許を出願中です。
なお、「映画 de 回想法(レンタルDVD)」は、映画館に足を運べない高齢者などを対象に、介護施設や公民館などの施設で、1人の司会者が数十人を集めて繰り返し上映し、それらの方々に映画を身近なものとして楽しんでいただけるように運営してくださることを望んでいます。

ところで、「回想映画」自体はイントロを含めて30分以内と短縮です。
健常者には「それだけ?」と物足りなく感じることでしょうが、要介護者にとっては、それが昔を思い起こす大事な糸口(端緒)となっているのです。
ですから、回想映画を上映する際は、付き添う人が紙芝居的に「おばあちゃん、これ見たことがある?」などと水を向けることが望まれます。すると、そのおばあちゃんが、「いつどこで見たよ」と応じるのを切っ掛けに、周りの人までが「憧れの人に誘われて見に行った。嬉しかった...」とか「私が見た日は雪がぱらついてね。寒かった...」とか「私は帰り道のどこ、そこで、熱熱のおでんをフウフウして…」というように、知らない同志が映画にまつわる情景所作を身振り、手振りで再現しようと、生き生きと語り合うなど、回想法が期待する”生気の蘇り”の効果が現れます。